
親指と薬指を結び合わせるジェスチャーは、仏教の菩薩像でよく見られる姿勢であり、特別な意味を持っています。特にこのジェスチャーは「智拳印(ちけんいん)」と呼ばれ、深い哲学的な象徴を内包しています。
仏教において、親指は「自我」、つまり自分自身を象徴し、一方で薬指は「他者」や「世界」を象徴しています。これらの指を結ぶ動作は、自分と他者、自分と世界との繋がりを表現しています。菩薩は慈悲と智慧を持ち合わせた存在であり、このジェスチャーは自分の心と他者の心が一体となり、悟りに至るための道を示しています。
特に智拳印は、仏教の真理を理解する「智慧」と、それを実践する「慈悲」を統合する象徴とされています。親指が自我を、薬指が他者を表すことから、この印相を結ぶことで、自分自身の欲望や苦しみを超越し、他者との調和を目指す意志を示すのです。これは、自己を超えた広い視野で物事を見る能力、そして慈悲の心を持つことの重要性を強調しています。

また、親指と薬指の結合は、個人の小さな世界を超えて、大きな宇宙的な視点に繋がることを象徴しており、精神的な成長や悟りへの道筋を示すとも解釈できます。仏教におけるこのジェスチャーは、単なる指のポーズではなく、深い精神的な教えを伝えるためのシンボルとか。

やってみてその通りかどうかの実感はないけど
リラックスして、緊張が緩和されますね!こういう事にも意味があるのか・・・